オタクはどうしてリア充が嫌いなのか
オタクがリア充を嫌うのは大きく2つの理由があります。1つは「ただリアル充実していることが羨ましい」ケース、もう1つは「実際にリア充に嫌な思いをさせられている」ケースです。
元々リア充という言葉は2ch用語を出典としたネットスラングで、「友達が誰も居ない」=「非リア充」「俺はリア充じゃない」という用法の、諦めや自虐に関連する言葉でした。リアルの交友関係が充実している人への羨望が感じられますが、時を経るにつれて「リア充爆発しろ」をはじめとする、「リア充は敵だ」という概念へと変わっていきました。
また、オタクはリア充の無神経ないじりに晒されやすい傾向があります。時にリア充は自分の周囲の交友関係に対して、自分が面白いとアピールする為に、時に「地味で大人しい人」を標的にします。オタクの多くはリアルにおいてこの傾向があり、悪意の有無は様々ですが、突然巻き込まれる側としてはたまったものではありません。
リア充もオタクが嫌い?
オタク側としては迷惑な行為ですが、ではリア充側はオタクが嫌いでそうしているかと言えば、「嫌い」とまで思っていないと推測できます。ただ「どう思われようとどうでもいい」存在と思っている人が多く、「抵抗しないから馬鹿にしていい」と思っている人も中にはいるでしょう。
これはその人個人の成長環境や道徳心の問題もありますが、何より「仲間といると気が大きくなってしまう」という人間の心理も大きく働いています。1対1だと案外仲良く話せたのに、後日教室の場では同じように話せないといった現象はよくありますが、これは人間が集団の中で作りがちなグループと、その中でのスタンス・見栄によって阻害されてしまうのです。
「リア充オタク」と「オタク」の温度差
また近年でオタクが嫌いなリア充の例として、「リア充オタク」が増えました。ネットの普及によって電子配信によりマンガやアニメを気軽に見られる環境が増えたことで、「リア充であっても漫画好き・アニメ好き」という層が一気に拡大しました。
一見良いことにも見えますが、リア充オタクの中には「話題になっているから見てるだけ」「原作媒体にお金を払わず、無料で見られる違法サイトでの視聴」を公言している人間もおり、「原作に金を使い、作品や作者を応援してこそファン」というスタンスのオタクからは白眼視されています。
ただリア充であれオタクであれ、一括りに「あいつらはこうに違いない」と思ってしまうのは早計です。嫌いが高じるあまり、確証の無い考えだけで相手を貶めてしまわないように注意しましょう。
非リア充に関する記事を「非リア、ネト充実など「リア充」の向こう側にある反対語一覧! – リア充.com」にまとめました。
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