非リア、ネト充実など「リア充」の向こう側にある反対語一覧！

リア充な人は私生活を充実させているだけではなく、その人自身毎日を楽しんでいることが伝わります。多様性を受け入れるとともに個の尊重が重視される世の中になりつつありますが、個人レベルになると多様性や個の尊重といった言葉はなかなかなじまないといったデメリットもあるでしょう。

その結果、自己肯定感を下げる言葉でリア充民へ皮肉を伝えるほか、自分を卑下することも。ここでは、リア充の反対語（対義語）をピックアップしその言葉が持つ意味をまとめます。

リア充の反対語を知ることは、コミュニケーションを円滑にする秘訣とも言えます。先にも記した通り、リア充の人への皮肉や自分を卑下して表現する言葉として受け止められています。

対義語を口にしたことで自己肯定感を下げてしまうことも考えられるので、気を付けて使いましょう。

非リア充（非リア）

非リア充とも表現される言葉で、「リア充」の対義語です。非で打ち消しているので「リア充ではない人」という意味合いは伝わるでしょう。非リアと表現することで、自分の生活をライトに伝えられるメリットがあります。

どちらかといえば、リア充側の人が彼女と別れたり、バイトを辞めたなど生活が一変したときに、自らを「今非リアで」などと表現することが一般的です。

ソロ充

おひとり様でも充実している人を指しています。このように表現すると聞こえがよい言葉として伝わりますが、この言葉の裏には「ぼっち」であることが含まれていることも念頭に置きましょう。要するに仲間、友達がいないといった状況を指しています。
非リアと近い言葉ですが、生まれてから一度も彼女いないという状況を表現するため注意が必要です。

結婚適齢期に差し掛かったのに恋人がいない、仲間がいないことを逆手にとって「ソロ充」と強がるような表現で使われます。
非リアよりも状況が重く、少し痛々しく響くこともあるので注意しましょう。

ネト充

ネットの世界でなら生活が充実している人を指しています。「ネットの世界」は広く、状況も人それぞれになります。ゲームのキャラクターとバーチャル恋愛中、ソーシャルゲームの異性アカウントプレイヤーとゲーム内で交流ができるようになったというようなシチュエーションが多くみられます。

リアル（現実）との生活が大きく乖離していることもこの言葉から読み取ることができるため、第三者が当該の人を揶揄するときに用いる言葉となります。

プア充

低所得、非正規雇用などで収入はわずかだけど、充実した生き方を表現するときに使います。反語のような考え方になるでしょう。ミニマル生活を確立させたりダブルワークをせずとも生活ができている場合など、自らを表現するときに使うケースが多くみられます。

また、「低所得でも満足」というように、これまでの定石だった「3高（高学歴・高収入・高身長）」から外れていても幸せな暮らしができることを提唱する言葉としても育っています。

キョロ充

キョロ充は「自分軸がなく、周りの目を常に気にしながらリア充を気取っている人」と解釈可能です。名実ともにリア充と呼ばれる人のまねをして、その価値観や生活スタイルを取り入れるだけの状況です。周りの目を気にしながらリア充を気取っているため、自分の価値観とのすり合わせが行われません。

結果的に肝心なところで矛盾が生じ、周囲の人から距離を置かれる対象となりやすい人を指します。リア充にぼっちはいないため、常に知り合いを探してキョロキョロしている姿もその語源となります。また、一人でいることに恐怖心を抱いていることもキョロ充の特徴です。

ぼっち

「ひとりぼっち」の省略形です。友達が少ない、もしくは皆無で常に一人で行動せざるを得ない人を指す言葉です。リア充には縁がない言葉なので、こちらも対義語の一つとなるでしょう。

類義語で「クリぼっち」という言葉があります。こちらは「クリスマスなのに彼女もいない、一緒に楽しめる友達もいない」といった意味になります。ソロ充との違いは、一人であることを「それでも充実している」と強がっているか、受け入れているかです。

ぼっちの場合は一人であることを受け入れ、卑下する表現となります。

オタク

オタクとは、広義で自分の「好き」な物事を深く追及する人を指します。あらゆる方面から情報を収集することはもちろん、グッズを買い集めることも行います。周囲の目を気にすることなくまっすぐに好きな物事に集中するため、周りの人と距離ができるケースもあります。

リア充の生活の価値観と相対する見方がありますが、この最近では「推し活」という言葉に置き換えられ、クローズ要素は少なくなりました。SNSなどの隆盛でリアルで出会った推し活仲間と満ち足りた時間を過ごせるなど、オタクもリア充の仲間入りを果たす場面も見られます。

陰キャ/陽キャ

こちらはリア充の類義語と対義語に相当する言葉です。陰キャは「陰気なキャラクター」、陽キャは「陽気なキャラクター」と、それぞれの略称です。ただし、解釈上注意したいのはリア充のような価値観を表現する言葉ではないという点です。自分自身のキャラクター演出を語るうえで用いる言葉になります。

このためすべての「陽キャ＝生活が充実している人」とは限りません。生活環境が悪いため外では陽キャを装っているなど、リア充の定義とは若干異なる部分もあります。陽キャに多い傾向なのですが、仲間を作るために無理をして陽キャを演じるケースもあります。

陰キャもしかりで、自分の充実した生活を仲間に壊されたくないために「陰気で近寄りがたい空気」を演出していることがあります。非リア充とも異なり、陰キャでもお互いを認め合えるパートナーがいるケースも見られます。

言葉の意味をしっかり理解しよう

リア充という言葉は「自分は、リア充だから」、「あの人は非リアだから」というようにふるい分けにつながることもあります。また、これに付随する言葉を間違って使えば相手を傷つけることにもなりますし、自分自身が自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。言葉の意味を理解し使い分けることで、自分がコミュニティの中で過ごしやすくなります。

また、キョロ充かも？と思ったら、自分の行動を振り返ることもできますね。言葉の意味をしっかり理解し、人づきあいを円滑にしましょう。

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