結婚はリア充のゴール！と思っていたけれど…
恋人の存在はリア充の定義の中でも欠かせない要素ですが、そのゴールだと思われがちなのが「結婚」です。しかし結婚は恋人としてのゴールであると同時に、夫婦としてのスタートです。恋人同士だった頃よりもお互いに責任が生まれたことで、夫も妻もそれぞれに、結婚前には予想もしていなかった事態に遭遇することもあります。男性と女性とで後悔を感じる際の観点は違いますが、男性は主に次のような時に感じます。
後悔1.「自分の時間、自由がなくなってしまった」
結婚前なら一人でふらっと立ち寄れたような店やちょっとした遠出も、結婚後には難しくなるケースがあります。妻も自分と同じ趣味があれば問題なく「一緒に行く」ことも出来ますが、それもいわば二人行動であって、ひとり気ままな行動にはなりません。
同じ家で夫婦として暮らす以上、家の中では基本的に夫婦と一緒に過ごすことになり、仮に一人で外出する際には「〇〇へ行ってくる」という声かけも必要です。そして帰宅時間や行った場所に嘘があれば、後ろめたいから嘘をついた＝浮気を疑われる原因にもなります。特に一人で行動するのが好きだった人には「こんなに不自由なのか」と後悔してしまう原因になりがちです。
後悔2.「生活スタイル、視点が全く合わなかった」
同棲を経ずに結婚してしまうことで顕著なのがこの後悔です。自分では普通だと思っていた実家からの生活スタイルが、他人とは全く合わないことがあります。料理や掃除など家事の中の細々とした違い、金銭感覚の違いや衛生観念の違いまで、その中身は様々です。
現在は共働きも珍しくなく、家事も仕事の負担を考慮しつつ分業するものというのが平成後期から令和の風潮です。しかしその理念に賛同して、パートナーと負担を分かち合うべく家事をしているのに「なんでそんな変な風にするの？」や「間違ってる！」「もういいからやらないで」と頭ごなしに言われてしまっては、気分が良いはずもありません。
後悔3.「経済状況が悪化した」
夫婦共働きか、専業主婦をやってもらうかは、結婚前に十分なすり合わせが必要な事柄です。そして共働きを選択したとしても、結婚後のライフイベントである出産・育児には妻側の離職のタイミングになりがちです。また中には「共働き」だったはずなのに、妻側が「やっぱり専業主婦になる」と勝手に辞めてしまうこともあります。
元々男性側は「自分が大黒柱になる、稼ぎ頭になる」という点を考えた上で、「自分の給料で家族を作れるのか」「家族を支えるために頑張らなくては」というプレッシャーを抱えがちです。共働きでない間の経済的な悪化はそのプレッシャーをより重くさせます。
後悔4.「家族の中で邪魔者扱いされるように」
夫婦での育児、夫の育休制度も企業に広まりつつありますが、やはり今でも「育児は母親主体」という風潮は存在しています。男性が忙しく休日出勤している時など、育児は女性に任せきりになるタイミングもあるでしょう。しかしそれが常態化してしまうと、子どもは父親に懐きようがありません。
特に、恋人から結婚相手となったことで偉そうになってしまうパートナーの例は男女共に多数あります。母親が子どもに父親の悪口や愚痴を吹き込むようになれば「母子」と「父」の分断はより大きいものとなってしまいます。
「あれ？」と思った時に見過ごさずに認識を擦り合わせる
上記の後悔は結婚そのものが原因ではなく、その後に起きる「嫌な出来事の蓄積」によるものです。自由時間にしろ、家事の価値観の違いにしろ、「私はこうしたいが、君は嫌な思いをしないか」「こうなりつつあるから可能ならこうしてほしいが、逆に直してほしいところはないか」など、一方的な宣言や申し渡しにならない擦り合わせが肝心です。
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