クラス替えでカップルが離される可能性は高い
学生にとって、年に1度のクラス替えは大きなイベントと言っても過言ではありません。このクラス替えで、カップルが離されてしまう可能性はとても高いです。非リア充な人にしてみれば、別々のクラスに引き離されたカップルを見て、ほくそえみたくなってしまうかもしれません。ところで、クラス替えでカップルを別々のクラスにする理由を考えたことはありますか?
クラス分けはどんな基準で決められるの?
学校のクラス決めは、カップルを離す目的で行うわけではありません。学校ごとに基準はあるものの、大半はクラスによって能力に偏りが出ないことを配慮して行われます。学力や運動能力だけでなく、ムードメーカーがいるか、リーダーシップを取れる人がいるかなど、多方向から客観的に判断されます。
多くの場合、最初に学力面でバランスがとれるように振り分けていきます。その次に、クラス対決となる球技大会や運動会の時に差が出ないように、学生の入れ替え作業を行います。この時、所属している部活なども考慮して、できるだけバランスがとれるようにするわけです。そのため、サッカー部が1つのクラスに集中するということはほぼありません。
また、クラス対抗の合唱祭などがある場合には、ピアノを弾ける人が居ないと困ります。そのため、伴奏ができる人を各クラスに配置するなど、イベント時におけるバランスなども考えて、学生をクラス分けしていくのです。
カップルを離すかどうかは誰が決めるの?
学校によっては、カップルは意識して離すように努めることがあります。もちろん、学校の中で誰と誰が付き合っているかという情報を、先生たちが必ずしもすべて把握しているわけではありません。もしも先生にバレていなければ、クラス分けでカップルを意図的に離す方針の学校でも、恋人と同じクラスになることは可能です。
カップルを離す理由は、いくつか考えられます。恋人同士が同じクラス内にいると周囲に悪影響を及ぼすとか、気持ちが浮ついてしまって学業に身が入らないからなど、先生という立場にとっては離したほうがメリットは大きいのかもしれません。
カップルがクラス分けで離されない方法はある?
カップルがクラス分けで離されない確実な方法は、残念ながらないかもしれません。しかし、離されないようにトライする方法なら、いくつかあります。
付き合っていないふりをする
1つ目は、付き合っていないふりをする方法です。クラス替えの数か月ぐらい前から付き合っていて、周囲にもそれほど知られていなければ、バレないように気を付けることで、カップルを離そうという先生のレーダー外にポジションをとれる可能性はあります。
しかし、同じクラスになれるかどうかは運で決まります。周囲にバレない努力をしても、違うクラスになってしまう可能性は十分にあるでしょう。
先生にお願いする
2つ目は、先生に個人的にお願いするという方法です。これは、先生によって反応は異なるでしょうし、同じクラスでいるべき理由によっても大きく変わります。ただ相手のことが好きだからという理由だけでは、残念ながら聞き入れてもらえない可能性は高いかもしれません。
先生にお願いする際には、できるだけ客観的にメリットがあることをアピールするのが得策です。例えば、「2人とも同じ進路を目指していて、一緒に勉強を頑張っているので良い刺激になっている」とアピールすれば、先生にとっても同じクラスにしておくほうが、2人の進路にとってはプラスかな、と考えてくれるかもしれません。
先生にお願いするおすすめの方法とは?
より確実にカップルが同じクラスになるためには、先生にお願いして便宜を取り計らってもらうのが確実です。どんなタイミングで、どのようにお願いするのが効果的なのでしょうか?
まずは、先生と普段から良好な関係を築くように努めることから始めましょう。新年度にクラス替えがあることは、最初から分かっていることなので、その時になってじたばたするのではなく、できるだけ早い時期から先生が「このカップルは同じクラスにしてもいいな」と思ってくれるような関係を築くのです。
おすすめの方法としては、恋愛とは関係ない場所で先生と積極的なコミュニケーションをとることから始めましょう。勉強や進路についての相談をしても良いですし、学校との向き合い方や、家族のことを相談するという方法もアリです。多くの先生は世話好きなので、生徒から頼られると何とかしてあげようと尽力してくれるものです。カップルで同じクラスになれるようにお願いするという目的だけでなくても、人生経験が豊富な先生との距離を近づけて様々な点でアドバイスや指南を受けることは、学生にとっては大きなメリットが期待できることでしょう。
先生に恋愛相談をするという方法もアリです。ただし、恋人とのケンカをした話ばかりをしていると、先生は「同じクラスになると恋愛のことで頭がいっぱいになってしまうので、環境を変えるという意味でも別のクラスの方が良いだろう」と考えるかもしれません。そのため上記のように、同じクラスでいることで得られるメリットをアピールすることが大切です。
例えば、同じクラスの中でオンとオフを切り分けられる習慣を身に着けることが自身の成長につながるという考えを先生と共有してはいかがでしょうか。もちろん、口ばかりではなく実際に実践しなければいけません。同じクラスになっても、恋愛が自身の学業にとって障害にならないことが分かれば、先生も意識してカップルを別々のクラスに引き離そうとは思わないかもしれません。
同じクラスになりたいというう希望をお願いする際には、駄々をこねる感じではなく、冷静かつ客観的に理由を述べたうえで、同じクラスになれるように便宜を図ってもらえないかとリクエストするのがおすすめです。感情的な理由ではなく、あくまでも学生としてお互いにプラスとなるから、という理由をいくつか列挙することで、先生も納得してくれる可能性が高まるでしょう。
NGなお願いの仕方とは?
それでは、どのようなお願いをすると逆効果になってしまうのでしょうか?
それは、恋愛が学業よりも優先されてしまうのではないかと先生が考える場合です。例えば、一分一秒でも恋人の顔を見たいから同じクラスにしてほしいとお願いしても、それで先生をYESと言わせることはできないでしょう。なぜなら、理由が理にかなっていないからです。学生の本業は勉強ですから、勉強に身が入らないような要素だと知りながら、あえてカップルを同じクラスにすることは、先生という立場上は難しいかもしれません。
また、二人の恋愛が周囲にとって迷惑を与える可能性がある場合にも、先生は意識して二人を別のクラスにする可能性が高くなります。例えば、ケンカをしたら周囲を巻き込んで大きなドラマを繰り広げるとか、恋愛によって一喜一憂し、それが周囲の学生生活に悪影響を与える場合などが該当します。先生は生徒たちの普段の言動を冷静にチェックしています。もしもそうした兆候が見られたら、残念ながらカップルで同じクラスになることは難しいと考えたほうが良いかもしれません。
新しい環境に慣れることが大切
どの学校にも、仲良しやカップルはいます。クラス替えでそうした相手と離されてしまった場合、クラス替えの直後、つまり新学期が始まったばかりの時期には、仲良しやカップルの相手がいるクラスまで遊びに行く人が多いのではないでしょうか。
もちろん、それもアリです。しかし、学生の多くは遅かれ早かれ、新しい環境に順応するスキルを持っています。クラス替えの直後は、新しいクラスの中に特に仲が良い人が居ないし、大好きな恋人とも離されてしまったことで、最悪の1年になりそうだと思うかもしれません。しかし、学校ではクラス単位で行動することが多いので、休み時間などにクラスの人と話をする機会があることで、少しずつ新しい友達の輪が広がるでしょう。最悪だと思っていたクラスでも、1年が過ぎて次のクラス替えをする頃には、クラス替えしたくないという気持ちになっていることが多いものです。
カップルで違うクラスになっても、この世の終わりではありません。お互いに視野が広がり、さらに二人の建設的な関係を構築できる糧になると考えれば、違うクラスという別のスタンスで二人の関係を楽しめるようになるでしょう。
それにカップルで長く付き合う中では、ずっと一緒にいられるというわけではありません。卒業して社会人になれば、否応なく別々の会社で働いたり、顔を見られない時期だってあります。そう考えれば、学生の頃からそうした環境に慣れておくことは、決してマイナスではないのです。
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